時間の計算
(e2h)
時間の計算と表示形式の関係をわかりやすく説明します
(1) 時間の足し算や引き算で起こる問題
セルA1 からD4 まで下図のような表を作成します
E2 には =C2-B2-D2 を入力します
E3,E4 はE2をドラッグコピーします
これでE2~E4に勤務時間が求まります
セルE5 に=SUM()で合計を求めていますが、24時間で1巡りの計算になり 7時間30分 + 10時間0分 + 7時間30分 が
1
時間になってしまいます
セルE6 も同じ=sum() ですが表示形式を[h]:mmにすることで
25
時間が表示されます
XX時間YY分という表記なので、計算するには具合がよくありません、下に続きます
(2) 単純に時間数を求めたいとき
(2008/11/11修正)
たとえばE2 の7時30分の
時間
部分
7
だけを求めたいときは
HOUR
関数を使います
セルF2 に=HOUR(E2)と入力すると
7
になります。
注) 0:0 などと表示される場合は書式メニュー:[セル]:[表示形式]を数値(整数)に変更します
分
の部分だけを求めたいときは
MINUTE
関数を使います
セルG2 に =MINUTE(E2) と入力すると
30
になります
これで時間と分が自由に計算で使えます
注) 0:0 などと表示される場合は書式メニュー:[セル]:[表示形式]を数値(整数)に変更します
(3) 時間数を小数表記で求めたいとき
セルE2の
7:30
を
7.5
と表記したいときは
H2 に =HOUR(E2)+MINUTE(E2)/60 又は H2 に =E2*24 と入力します
セルH2は 7.5 になります
注) 12:00 などと表示される場合は書式メニュー:[セル]:[表示形式]を数値(小数以下2桁)に変更します
こちらは単純に時間数を合計して 25 時間という答えを求めることができます
(4) 分を時間に直したいとき
(2004/11/22修正)
1600 分を26 時間40分に変換するには、いろいろな方法があります
(A)1600 を24 で割って商を整数化して[時間]を求めて、
余り
から[分]を求める方法
セルA1に1600 が入っているとき
セルB1に =INT(A1/60)&":"&MOD(A1,60) と入力します
=INT(A1/60) はA1を60で割って整数化→時間
=MOD(A1/60) はA1を60で割って余り→分
これで
26:40
と表示されます
(B)セルの書式設定・表示形式ユーザー定義を使う方法
セルA1に1600 が入っているとき
セルB1に =A1/(24*60) と入力して
書式メニュー:[セル]:[表示形式]:[ユーザー定義]で [h]:mm と設定します
これで
26:40
と表示されます
(5) シリアル値
上の例で 9:15 などと入力されたところは、内部的にはシリアル値になります
シリアル値は日付や時刻を数値で表した値です →
シリアル値
(tp0049)
関連ページ
HOUR 関数
MINUTE 関数
関数まとめ
DATEDIF 関数
年数、月数、日数を求める
生年月日と年齢
(mm0601)
シリアル値
(tp0049)
表示形式・ユーザー定義
(e3g)
表示が######になります
(tp0035)
← 時間の計算でマイナスの場合
[[20140910130609]]
『分を時間に変える方法』(くり)
関連サイト
support.microsoft.com:
Excel で勤務時間を計算する方法
キーワード
エクセル 分を時間に変換
excel 分 時間 変換
2022/01/21:更新 2003/04/27:登録 訪問者: