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『使用頻度の高い文字を表示』(電話番)
例えば、一ヶ月の天気で、晴が21回、曇が5回、雨が4回という集計表があって、一ヶ月で一番多かった天気(この場合「晴」)を別のシートに表示させるには、どのようにすれば良いですか?
例えば各月の天候集計表が下記のようにあれば
天気 JAN FEB ・・・・・DEC
晴 21 13 15
曇 5 14 12
雨 4 3 4
この集計表の各欄に「範囲名」を設定します。範囲名はBOOK共有できますので便利です。
晴、曇、雨の範囲を選択して、列番号の上一番左側にある「名前ボックス」の▼をクリックして範囲名を 天気 と入力します。
同様に一月の天候集計範囲21,5,4を選択し、名前ボックスに JAN と入力します。
繰り返し二月の天候集計範囲13,14,3を選択し、名前ボックスに FEB と入力します。
十二月まで範囲名を入力したら、別シートに移動して、
A1に月と入力し、A2に最多天候と入力します。
B1にJANと入力し、B1の外枠右下角の+になるところ(フィルハンドル)を右側にドラッグしてDECまで表示します。
B2に各月の最多天候を表示させる下の式を入力します。
=INDEX(天気,MATCH(MAX(INDIRECT(B1)),INDIRECT(B1),0),1)
この式をDECまでコピーすれば各月の最多天候が表示されます。
しかし、各月の集計が未入力であればエラー値 #REF! が返されます。
このエラー値を条件付き書式で『エラー値が表示されたら、画面色と同色の白にしなさい』と設定します。
B2:M2を選択して、書式メニューの『条件付き書式』をクリックし
設定で「数式が」を選択し右側のボックスに「=ISERROR(B2)」と入力したら、『書式』ボタンをクリックします。
フォントの色を「白」選択して、OK,OK でエラー値は見掛上非表示になります。
式入力が大変であれば、上の式をコピーしてB2に貼り付けて利用して下さい。
問題をヒントに作成しましたので、これを参考にして、応用して下さい。
※参考 範囲名を1月、2月としてにたら、範囲名で拒否されたので英略記号にしました。
(シニア)
ありがとうございます。 あまりのレスポンスの良さに感激です。
現在、教えていただいた式を参考に、表を作成中ですが、見馴れない関数の登場に解読に精一杯の状況です。 教えていただいて恐縮ですが、できれば式の後に命令文形式で(エクセルのヘルプにでてくるような)式の解説などを入れていただければ、式の構成が理解でき、応用がスムーズにできるなあ・・・なんて思いました。 わがまま言って申し訳ありません、今のままでも充分に助かっています。 今後もよろしくお願いします。
(電話番)
=INDEX(天気,MATCH(MAX(INDIRECT(B1)),INDIRECT(B1),0),1)
INDIRECT関数は指定される文字列への参照を返します。
INDIRECT(B1)はB1の範囲名JAN参照します。MAX(JAN)と書くところをMAX(INDIRECT(B1))とします。値は21になります。
MATCH関数は指定された照合の型に従って検査範囲内を検索し、検査値と一致する要素の相対的な位置を表す数値を返します。
MATCH(検査値, 検査範囲, 照合の型)
1月JANの最大値21は範囲内の何番目にあるかを調べます。
MATCH(21,JAN,0)で求めると1となります。
21はMAX(INDIRECT(B1))で、JANはINDIRECT(B1)で照合の型は完全一致の場合0にします。
MATCH(MAX(INDIRECT(B1)),INDIRECT(B1),0)
INDEX関数は範囲内の指定された行と列が交差する位置にあるセルの参照を返します。
INDEX(範囲, 行番号, 列番号)
1月JANの最大値の位地は一番目でしたから、天気の一番目を表示させればよいことになります。
INDEX(天気,1,1)で晴になります。
結局、行番号1を求めるためにMATCH(MAX(INDIRECT(B1)),INDIRECT(B1),0)の式を代入していることになります。
B1:M1のJAN・・・・・DECをINDIRECT関数で参照して求めれば別シートでも表示できます。
各月の最大値の位地を求め、天気の晴,曇,雨を表示させているだけですが、1晴、2曇、3雨
大変複雑な式ですが、分解して説明すれば以上のようになります。
参考にして、納得されれば、工夫次第で式の活用範囲が拡がると思います。
(シニア)
仕事が変則的かつ特殊なため、このボードを見る時間もままならず、お礼がおくれましたが、丁寧な解説ありがとうございます。 説明を参考に、今後の応用にも活用していきたいとおもいます。 重ねて、今後もよろしくお願いします。
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