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『改正減価償却制度で改定取得価格を求める関数』(セキ)
今年から、減価償却制度が改正し、計算方法が変わりました。 新しい計算方法に対応する計算式を作りたいのですが、 改定取得価格を求める計算式ができません…。 どなたか教えていただけると幸いです。 よろしくお願い致します。
<定率法の償却費の計算式> 1.調整前償却額>=償却保証額 期首帳簿価格×償却率 2.調整前償却額<償却保証額 改定取得価格×改定償却率
<例> 取得価格 200,000円 耐用年数 6年 償却率 0.417 償却保証率 0.05776 → 償却保証額11,552円(取得価格×保証率) 改定償却率 0.5000
年数 1 2 3 4 5 6 期首簿価 200,000 116,600 67,978 39,632 23,106 11,553 償却額 83,400 48,622 28,346 16,526 9,635 改定償却額 11,553 11,552 期末簿価 116,600 67,978 39,632 23,106 11,553 1
ポイント1.償却費の計算は、円未満切捨て ポイント2.上の例でいうと、5年目の期首簿価が改定取得価格 期首簿価×償却率<償却保証額になった初めての年の期首簿価
*エクセルのバージョンは2000です。
=IF(B3<$B$2*0.05776,IF(COUNT(A4)=1,$B$2*0.05776,B2*0.5),"") かしら…?
(Ohagi)
(1) D4セル =INT(B1*B4)
(2) B8セル =IF(OR(B7="",$B2<B7),"",IF(B7=1,$B$1,A11))
(3) B9セル =IF(B$8="","",INT(B8*$B$3))
(4) B10セル =IF(B$8="","",IF(B9>=$D$4,"", IF($B$2=B7,B8-1,INDEX(8:8,MATCH(1,INDEX(1/($B9:B9<$D4),0),0)+1)*$B$5)))
(5) B11セル =IF(B$8="","",B8-MAX(B9:B10))
B8:B11を一括選択して、右へフィルコピー
行 _____A______ ___B___ ____C_____ __D___ __E___ __F___ __G___ _H_ 1 取得価格 200,000 2 耐用年数 6 3 償却率 0.4170 4 償却保証率 0.0578 償却保証額 11,552 5 改定償却率 0.5000 6 7 年数 1 2 3 4 5 6 7 8 期首簿価 200,000 116,600 67,978 39,632 23,106 11,553 9 調整前償却額 83,400 48,622 28,346 16,526 9,635 4,817 10 改定償却額 11,553 11,552 11 期末簿価 116,600 67,978 39,632 23,106 11,553 1
(半平太)
年数は、数式で出した方がいいかも知れません。 B7セル =IF($B2<COLUMN(A1),"",COLUMN(A1)) 右へフィルコピー
<追記>
切捨てるのを忘れました。m(__)m B10セル =IF(B7="","",IF(B9>=$D$4,"", IF($B$2=B7,B8-1,INT(INDEX(8:8,MATCH(1,INDEX(1/($B9:B9<$D4),0),0)+1)*$B$5))))
すみません、質問の仕方が悪かったようです。
年数を追ってやっていくのは簡単なのですが、ファイルは以下のようになっています。
A B C D E F G H I 耐用年数 取得価格 期首簿価 当期償却額 期末簿価 償却率 改定償却 保証率 改定取得価格
資産1 6 200,000 39,632 =B-D * * * ?
資産2
資産3
*印のところは、耐用年数を軸に別シートからvlookupでひっぱって来てます。 耐用年数によって、償却率も違い、何年目に保証額を下回るのかもわかない状態です。
これを、資産2以降にもコピーして出したいのですが…。 可能でしょうか?
_____ ___A___ ___B___ ___C___ ___D_____ ___E___ __F__ ___G___ __H__ ____I____ 耐用年数 取得価格 期首簿価 当期償却額 期末簿価 償却率 改定償却 保証率 改定取得価格
資産1 6 200,000 39,632 =B-D * * * ? 資産2 資産3
ちなみに、減価償却の参考までに… http://kan-no-blog.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_cf7f.html
>耐用年数 取得価格 期首簿価 当期償却額 期末簿価 償却率 改定償却 保証率 改定取得価格 1.「改定償却」は「改定償却率」のことですね?
> =B-D 2.=C-D ですね?
3.専門外なのでお尋ねしますが、耐用年数6年のものを期の丁度中間で取得した場合、 償却期間は足掛け7年(実質6.5年)になるのでしょうか? イメージとしては、こんな事でしょうか? ↓ 1期 2 〜 6期 7期 本来の償却額の半分 本来の償却額 残額-1円 4.改定取得額を知るには、シミュレーションするしかないと思っているのですが、 そうする為には、取得年月と決算月も情報として必要になるのですが、 セキさんは、無くても算出可能とお考えですか?
シミュレーションしないで済ませるには、各資産が改定取得額に達したとき、 その情報は、次年度以降に引き継がれるような仕掛けにする必要があると思うのですが、、、
(半平太)
1〜2.はい、そのとおりです。申し訳ありません。
3.償却期間は足掛け7年、実質は6年です。
7期の前半で償却が終了する形ですが、どちらでも税務計算上変わらないので、問題ありません。
4.取得年月日と決算月があれば、シュミレーションなしでできますか?
シュミレーションなしで算出可能であって欲しいと思い、悪戦苦闘中です。 改定取得額に達したとき、次年度以降に引き継がれる仕組みは、どうしたらできるでしょうか? ちなみに、VBAでの方法はwebであったのですが、VBA使わずにしたいので悩んでいます。 http://office-kawakami.com/kawa_s/zakki_02/zakki_078.html
(セキ)
>改定取得額に達したとき、次年度以降に引き継がれる仕組み
シミュレーションはあくまで予定通りに行った時にしか有効でなく、実務で使用するデータとしてはリスキー過ぎると思います。 実務では、改定取得額に達したとき、当該資産とその改定取得額を紐づけ管理し、以後必要に応じて参照すべきだと思います。
、、と言っても難しいことは考えておりません。次年度になったら、下の表の「次繰情報」をK列に「値の貼り付け」する位です。
行 __A___ _B__ ____C____ ____D____ ____E_____ ___F____ __G___ ____H_____ ___I___ ____J_____ ___K____ ___L____ 1 耐年 取得価格 期首簿価 当期償却額 期末簿価 償却率 改定償却率 保証率 改取価(新) (既発生) 次繰情報 2 資産A 6 200,000 39,632 16,526 23,106 0.417 0.5 0.05776 3 資産B 6 200,000 23,106 11,553 11,553 0.417 0.5 0.05776 23,106 23,106 4 資産C 6 200,000 11,553 11,552 1 0.417 0.5 0.05776 23,106 23,106 5 資産D 10 1,000,000 1,000,000 250,000 750,000 0.25 0.334 0.04448 6 資産E 10 1,000,000 177,980 44,495 133,485 0.25 0.334 0.04448 7 資産F 10 1,000,000 133,485 44,583 88,902 0.25 0.334 0.04448 133,485 133,485 8 資産G 10 1,000,000 88,902 44,583 44,319 0.25 0.334 0.04448 133,485 133,485 9 資産H 10 1,000,000 44,319 44,318 1 0.25 0.334 0.04448 133,485 133,485 10 資産I 10 1,000,000 1 0 1 0.25 0.334 0.04448 133,486 133,486
その様な仕掛けであれば、以下の数式でどうでしょうか?
E2セル =IF(COUNTA(B2:D2)<3,"",IF((D2-MAX(J2:K2)*H2)<MAX(J2:K2)*H2/12/3,D2-1,IF(COUNT(J2:K2),INT(MAX(J2:K2)*H2),INT(D2*G2)))) F2セル =IF(E2="","",D2-E2) J2セル =IF(COUNTA(B2:D2)<3,"",IF(K2<>"","",IF(INT(D2*G2)>=INT(C2*I2),"",D2))) L2セル =IF(COUNT(J2:K2),MAX(J2:K2),"")
※ 償却最終年度の判定をする必要があるのですが、充分な情報がないようなので、 「期首簿価-改定償却額」が改定償却額の1ヶ月分相当額の更に3分の1以下であれば 償却最終年と判定して簿価を1円にします。(E列の式)
(半平太)
冗長な部分がありましたので、スリム化しました。改取価(新)は不要になります。
E2セル =IF(COUNTA(B2:D2)<3,"",IF((D2-N(K2)*H2)<N(K2)*H2/12/3,D2-1,IF(N(K2),INT(N(K2)*H2),INT(D2*G2)))) F2セル =IF(E2="","",D2-E2) K2セル =IF(J2<>"",J2,IF(INT(D2*G2)>=INT(C2*I2),"",D2))
行 __A___ _B__ ___C____ ___D____ ____E_____ ___F____ __G___ ____H_____ ___I___ ______J_______ ___K____ 1 耐年 取得価格 期首簿価 当期償却額 期末簿価 償却率 改定償却率 保証率 改取価(既発生) 次繰情報 2 資産A 6 200,000 39,632 16,526 23,106 0.417 0.500 0.05776 3 資産B 6 200,000 23,106 11,553 11,553 0.417 0.500 0.05776 23,106 4 資産C 6 200,000 11,553 11,552 1 0.417 0.500 0.05776 23,106 23,106
(半平太)
値の貼り付けは上司に却下されてしまいまして、結局マクロを組みました…。
せっかく考えてくださったのに申し訳ありません。
ちなみに、組んだマクロ↓
Sub 改定取得価格()
Dim 期首取得価格
Dim 償却率
Dim 償却保証額
Dim 改定取得価格
Dim i
For i = 3 To 110
Set 期首取得価格 = Cells(i, 24).Offset(ColumnOffset:=-16)
Set 償却率 = Cells(i, 24).Offset(ColumnOffset:=-5)
Set 償却保証額 = Cells(i, 24).Offset(ColumnOffset:=-2)
Do While Int(期首取得価格 * 償却率) > 償却保証額
期首取得価格 = 期首取得価格 - Int(期首取得価格 * 償却率)
Loop
改定取得価格 = 期首取得価格
Cells(i, 24).Value = 改定取得価格
Next i
End Sub
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