VAR 関数
Microsoft Excel の関数 VAR VARP の使い方を説明します、
この関数は
母集団の分散
を返します
VAR、VARP
VAR、VARP
[英語]:variance、variance population
[読み]:バリアンス、バリアンス・ピー
[意味]:分散、分散母集団
[書式]:
=VAR( [数値1] , [数値2] ... )
=VARP( [数値1] , [数値2] ... )
この関数は
母集団の分散
を返します
分散
とは
データが平均値からどれだけ広い範囲に分布しているか
を表します
VAR 関数 の 基本的な例
=VAR(A1:A10)
は データ範囲 A1からA10 を
母集団の標本
と見なして
母集団の分散
754.2666667 が返されます
VARP 関数 の 基本的な例
=VARP(A1:A10)
は データ範囲 A1からA10 を
母集団全て
と見なして
母集団の分散
678.84 が返されます
VAR と VARP の使い分け
VAR
標本分散
データが母集団の
標本
の場合に使います
こちらが一般的に
分散
と呼ばれます
VARP
母分散
データが母集団
全て
の場合に使います
分散とは何を計算しているのか
分散とは一体何を計算しているのか
1. 2.
データと平均との差を求め
3.
結果を2乗して
4.
その総和を求めて
5.
データ数で割ります、標本では 10-1=9 で割り、母集団全体では 10 で割ります
分散って何
分散は データの 平均値からの
散らばり度合い
を表します
高校数学の美しい物語
から
分散
は
確率分布
の散らばり具合を表すために、よく用いられる
標準偏差
は データと単位が同じのため、現実のデータの散らばり具合を表現する場合に、よく用いられる
5章 散らばりの代表値:分散(関西大学)
[pdf] から
データと平均の距離の2乗を平均したもの
分散
と
標準偏差
の違いは、結果を √ するかどうか
求めた分散はそれだけではあまり意味がない、他のグループで求めた分散と比較して初めて意味があります
分散は
マイナスではない
値で、0 に近い方がばらつきが少ない
VAR.S と VAR.P について
Excel2010 以降 VAR が VAR.S にVARP が VAR.P に更新されました、以前のバージョンで動かす可能性がなければ移行するのが良いでしょう。
VAR → VAR.S (母集団の標本)
VARP → VAR.P (母集団全て)
関連ページ
STDEV 関数
標準偏差を返します
[[20030714232700]]
『統計について』(さくら)
関連サイト
Microsoft support.office.com:
VAR 関数
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VARP 関数
Microsoft support.office.com:
VAR.S 関数
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VAR.P 関数
Microsoft support.office.com:
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キーワード
分散
VAR 関数
VARP 関数
variance
variance population
標本の分散
標本の母集団の分散
母集団の分散
2022/01/05:更新 2016/06/16:登録 訪問者: