セル参照 シート参照 ブック参照 外部参照
(e2j)
セル参照、シート参照、ブック参照(外部参照)について説明します
セルを参照する
セルの中身を持ってくるには
=セル名
を使います
セルA1に 3776 と入力し、セルB1に
=a1
と入力します
セルB1 に セルA1 の 中身 3776 が表示されます
数式
=a1
は
セルA1の中身を持ってくる
のです、 これを
セル参照
と呼びます
このように同じシート内のセルを参照するときは、
=セル名
を使います
セル参照を使うと、セルA1とセルB1は内容は同じですが表示形式(見た目)はそれぞれ自由に変えられます
セル参照を使うと、後からセルA1の値を変更するとセルB1も変更されます
シートを参照する
別のシートを参照するには
=シート名!セル名
を使います
sheet2のセルA1に 大阪本社合計 、セルB1に 129800 と入力します
sheet3のセルA1に 東京本社合計 、セルB1に 249800 と入力します
sheet4のセルA1に 神戸支社合計 、セルB1に 79800 と入力します
sheet5のセルA1に 広島出張所合計 、セルB1に 39800 と入力します
しんどいのでそろそろ合計を求めましょう
sheet6のセルA1に
=sheet2!a1
と入力します
するとsheet6のセルA1に 大阪本社合計 の文字が表示されます
sheet6のセルA1を選択して、セルA1の右下隅の太い十字架を右側にドラッグすると、 セルB1は =sheet2!B1 になり大阪本社の合計129800が表示されます
sheet6のセルA1は
sheet2のセルA1を見ている
のです。これが
シート参照です
このように同じブック内の別のシートのセルを参照するときは、
=シート名!セル名
でもってこれます
大阪本社ができたら、次は東京本社です。セルA2には =sheet3!A1 セルB2には =sheet3!B1 で表示できます。 以下同様に神戸支社、広島出張所も求まります。全社合計は単純に=SUM(B1..B4)で求まります
ちょっとマニアック:
上の図のセルB7のようにシート名を省略して連続した範囲のシートの合計を求めることもできます。
=SUM(Sheet2:Sheet5!B1)
ただしこの場合は、数値はセルB1に固定で、しかもシートの順序が影響します
参照したい シート名 と セル がわかっている場合、INDIRECT関数で参照できます →
INDIRECT 関数
ブックを参照する(外部参照)
別のブックを参照するには
='パス名[ブック名]シート名'!セル名
を使います
上の Book1.xls の Sheet6 を開いておきます
新しくブック(Book2.xls)を作ります
Excel2007:
[ホーム]タブ → [ウィンドウ]グループ → [整列] などを使って2つのブックが両方並べて見えるようにします
Excel2003:
[ウィンドウ(W)]メニュー → [整列] などを使って2つのブックが両方並べて見えるようにします
Book2 のセルB1に
=
と入力してから
Book1 のセルB5を選択(クリック)します
Book2 のセルB1が
=[Book1.xls]Sheet6!B5
のようになります
これで Book1 のセルB5の内容が Book2 の セルB1に表示されます
これで
他のブックを参照
できたことになります
このように別ブックのシートのセルを参照するときは、
='パス名[ブック名]シート名'!セル名
でもってこれます
このようなブック参照の構成にしておくと、Book1を変更したあと、 Book2を開くと下のようなメッセージが表示され、更新するかどうかきいてきます。 はい(
Y
) にするとBook1の更新した内容がBook2に反映されます
詳しくは →
リンクエラーになる
(e907)
参照元と参照先など管理がやっかいなので、ブック参照を禁止している企業も あります。どうしても使う必要がある場合ブックはかならず両方のブックを同じフォルダにいっしょにおいておく ことをお勧めします
関連ページ
リンクエラーになる
(e907)
INDIRECT 関数
関連サイト
support.microsoft.com:
セル参照を作成または変更する
support.microsoft.com:
ブックのリンクを管理する
2024/04/28:更新 2000/06/20:登録 訪問者: