セル内で改行する (tp0046)

エクセルでセルの内部で改行する方法ついて説明します

Windows版エクセルで、セル内で改行するには Altキー + Enterキーを使います

Windows版エクセル、Excel2007、Excel2010、Excel2013などの場合

Mac版エクセル、Excel2008、Excel2011などの場合

Excel2007：
セルA1を選択して [ホーム]タブ → [配置]グループ → [折り返して全体を表示]
Excel2003：
セルA1を選択して [書式(O)]メニュー → [セル(E)] → [配置]タブ → [文字の制御] → [折り返して全体を表示する(W)] にチェックを入れる
セルA1に ="吾輩は猫である"&CHAR(10)&"名前はまだ無い" と入力します
セルの幅や高さを広げるとちゃんと セル内改行 になっています
ちなみに CHAR(10) は LF ： Line Feed ：改行の意味です
CHAR について詳しくは → CHAR 関数

Excel2007：
セルC1を選択して [ホーム]タブ → [配置]グループ → [折り返して全体を表示]
Excel2003：
セルC1を選択して [書式(O)]メニュー → [セル(E)] → [配置]タブ → [文字の制御] → [折り返して全体を表示する(W)] にチェックを入れる
セルA1に 123456 セルC1に =A1 と入力します
Excel2007：
セルC1を選択して [ホーム]タブ→ [数値]グループ → [表示形式]
→ [その他の表示形式(M)] → [表示形式] → [ユーザー定義]
→ [表示形式の種類(T):]の下に 0[Ctrl]+[j]0000 と入力します
0を入力して Ctrlキーを押したまま jキーを押すと画面上から消えますが
構わずに続けて0000を入力します
Excel2003：
セルC1を選択して [書式(O)]メニュー → [セル(E)] → [表示形式]タブ
→ [ユーザー定義] → [表示形式の種類(T):]の下に
0[Ctrl]+[j]0000 と入力します
0を入力して Ctrlキーを押したまま jキーを押すと画面上から消えますが
構わずに続けて0000を入力します
セルC1内の上の行が 12 に下の行が 3456 になっています
セル内の下の行を隠せば 12 だけの一万円単位表記にもなります

[検索/置換] 機能を使ってワークシート上のすべてのセル内改行を削除
- Excel2007：[ホーム]タブ → [編集]グループ → [検索と選択] → [置換] → [検索する文字列(N):] に [Ctrl]キーを押したまま[j]キー→ [置換後の文字列(E):] に半角スペース → [すべて置換(A)]ボタンを押す
- Ctrl+j は画面上に表示されません
- 1回目はうまく行くのに2回目以降はうまく行きません、Ctrl+jが複数入ってしまうからです
VBA の Replaceメソッドを使う
- 上の[検索/置換]はマクロの自動記録をしてみると下のようなコードになっていて VBAコードとしてそのまま使えます。
- この例はワークシート内すべてのセル内改行を削除します
- ```
Cells.Replace What:="" & Chr(10) & "", Replacement:=" ",  _
   LookAt:=xlPart, SearchOrder:=xlByRows, MatchCase:=False, _
   SearchFormat:=False, ReplaceFormat:=False
```
VBA の Replace関数を使う
- この例は選択範囲だけセル内改行を削除します
- 参考サイト： Office TANAKA Replace関数
- ```
For Each cel2 In Selection
   cel2.Value = Replace ( cel2 , VBLF , "" )
Next
```